初期衝動
最近見た映画がすごくよかった。
自分は別に特別映画が好きと言えるほうではないけど、年に数回映画館に行きたくなる時がある。今回もそうだった。
『サマーフィルムにのって』
映画製作に打ち込む高校生のひと夏。熱くてわくわくする映画だった。
最近、僕は「初期衝動系」の創作物に心動かされることが多い気がする。
突き動かされるよな出会いや、運命を変える一瞬、自分の青春を賭して捧げるもの。それらが描かれている映画や漫画や音楽が愛おしいと感じる。
それは自分に足りないものだからだろうか。今の自分が青春とは随分かけ離れた場所にいるからだろうか。
自分にとっての初期衝動を思い返した。
物語になるような大それたものではなかったじゃなかったけど確かにあった。
レンタルショップで5枚1000円の旧作アルバムを選んでいた時間
必死にアンテナを伸ばして聞いたFMの電波
毎週iPodに録音して繰り返し聞いた二時間のラジオ
いいと思った音楽はメモしてあとから調べた
初解禁を心待ちにした曲
初めてのライブはサンポートホールで見たクリープハイプ
決してキラキラした日じゃなかったけど、その衝動が今の自分を支えている。
まだまだわくわくしたい。ずっと新しいことにわくわくしていたい。
あの日のわくわくを思い出したかったのかも。
酔った勢いでダサい文を書いた。恥ずかしくなったら消す。